6月, 2016年
外壁塗装、正しい業者の選び方
10年に1度するかどうかという外壁の塗り直し。やはり間違いのない選択をしたいものですよね。
塗装専門と言う会社は普段聞き慣れませんが、地域には必ず数件の塗装会社があります。
しかし塗装会社も様々です。下記のことを判断材料にされてみてください。
1.その塗装会社の歴史と実績
やはり実績のある会社や、歴史のある会社は1つの判断材料になるかもしれません。
2・国家資格の有無
塗装工事にはいくつかの資格等があり、一定の技術力を図る目安になります。
■塗装工事業(建設業の許可票)
会社に発行される許可票です。
建設業の許可は営業範囲によって区分があり、国土交通大臣または都道府県知事が許可を行います。
許可の種類によって会社が請け負える工事の規模が変わります。
■塗装技能士
職人が取得する国家資格です。
1級は実務経験が7年以上ないと取れない資格ですので、この資格を持っている職人さんは一定の技術をお持ちであると判断して間違いありません。
さらにこの塗装技能士をたくさん抱えている塗装会社は安心かもしれません。
3.塗装会社なのか、営業会社なのか。
塗装の会社といっても大きく2つが分かれます。
一つは塗装を外注している営業会社。
こちらは営業マンが取った仕事を塗装会社へ施工を発注します。当然コストも高めになります。
もう一つは自社で施工する塗装会社です。
塗装会社は専属の職人を抱えていますので、契約から施工、アフターフォローまでを見ることが可能です。
塗装会社に頼むメリットはまさにこの点にあります。
営業会社よりも塗装会社に頼んだ方が、現場で起こりうる様々な状況にも柔軟に対応することが可能です。又コスト的にもお安くなります。
4.見積もりについて
見積もりは、複数の会社から取ることをお勧めします。
会社の施工実績や歴史の他、経営が安定しているか、塗装の職人を何人抱えているか、何の資格を持った職人がいるか、そして見積もり金額とのバランスが合っているかどうかを考えて慎重に選んでください。
末永く住む家の事ですので安ければ良いというものでもありません。保証期間やアフターフォローなども含めて安心できる塗装会社さんをお選びください。
外壁塗装をしないと何が起こるのか?
前回簡単にお伝えしましたが、外壁塗装の時期の目安が約10年程であることは、お伝えしましたが、実際に塗り変えをせずにそのまま放置しておくとどうなるのでしょうか?見た目の美しさなど美観の保持も重要ですが、外壁塗装には様々な意味があります。代表的なものを下記に挙げてみました。
1.防水機能の低下
最近の塗料は防水機能にも優れていますが、やはり塗料の経年劣化により、防水機能が落ちてきます。
2.クラック(ヒビ割れ)
繰り返し雨風と直射日光、暑さと寒さにさらされ続けると、塗料だけでなく壁そのものも劣化しヒビ割れてくることがあります。ヒビ割れは放置しておくとどんどん大きくなります。
3.カビ・コケの付着
日当たりの悪い場所などは、ジメジメした湿気が滞留するので、カビやコケが付着し、そこから劣化が始まります。
4.外壁の内側の劣化
ヒビ割れた外壁から雨風が直接建物内に染み込むことで、建物の内部が腐食したりするなどの劣化が起こります。
5.雨漏り
雨がヒビ割れや腐食した箇所から、建物内へ、そして住居スペースにも流れ込みます。ここまで来ると末期症状だと考えた方が良いかもしれません。
目に見える被害がなくても、外壁塗装がいかに重要かお分かり頂けたのではないでしょうか?
次回は正しい業者の選び方についてお伝えします。
築何年目で外壁塗装を考える?
通常10年に1回をオススメしています。
最近はシリコンやフッ素などの品質や耐久性の高い塗料が出てきましたが、日々雨や紫外線を浴びることで経年劣化してきます。塗り替えすることで、家の美観を保持するだけでなく、雨漏りや劣化も防ぎ、そのことで耐用年数も伸びていきます。
そのまま放置するとどうなるの?
塗った場所からツヤがなくなり、触ると粉がつくチョーキングと呼ばれる状態になり、クラックと呼ばれるひび割れなどが発生します。また日当たりのよくないところはコケやカビが付着します。
特にひび割れなどは放置しておくと雨漏りの原因となりますし、サイディングなどは最悪張替えになることもあります。
リフォームにおいても外壁塗装は後回しになりがちなのですが、常に雨風・紫外線にさらされている外壁こそが一番大事な部分であることがおわかりいただけるかと思います。
上記のような状態担った場合は、例え10年経っていなくても早めに塗り替えをしていただくことをお勧めしています。
外壁塗装って何をするの?
実際に塗装って何をするんだろう?そしてどのくらいの手間がかかるの?
と疑問をお持ちの方もいらっっしゃるかと思います。実際に多くの方にご質問いただく内容ですので、その疑問にお答えします。
外壁塗装の流れ
1洗浄⇒2養生⇒3さび止め⇒4下地の調整⇒5軒天塗装⇒6外壁の塗装
いきなり塗料を塗るのではなく、洗浄したり下地剤を塗ったり、多くの工程を踏んで行く事がお分かりいただけるかと思います。
外壁塗装では基本的に3度塗ります。
外壁塗装は基本的に3度塗ります。同業者の間では「下塗り」、「中塗り」、「上塗り」と言われています。長持ちする強固な壁を作るためには、複数回に分けて塗膜に厚みを与えることが必要になります。
下塗りと呼ばれるのは、シーラー・プライマーとも言われている下地強化塗料です。上に塗料を綺麗に付着させるために欠かせません。
下塗りが乾いた後、中塗り、上塗りを施していきます。
上塗りでは断熱効果のあるもの、汚れの付きにくい光触媒、劣化を防ぐフッ素に加え、数千にも及ぶ色の塗料がありますが、ご要望に応じて使い分けています。
ちなみに、えがみ塗装では綿密な打ち合わせはもちろん、現地でも試し塗りをし、ご納得いただいた上で上塗りをしていきます。