塗装業界のこれからのために

私が塗装業界に飛び込んだ50年前。
当時は腕の良い職人さんはそれだけで重宝がられていました。

「当時は仕事ができること」だけが我々への評価の全て。
今だからこそ言えますが、一般常識や人間性を差し置いても仕事に対する情熱と誇りがあれば許されるような、腕に自信のある職人にとっては「古き良き?」時代でもありました。

 

昨今の職人の方のおかれた現状

しかし時が過ぎ、塗装職人にも、一般の企業人と同じく様々な能力が求められるようになりました。
技術力だけでなく一般常識やマナーはもちろん、先を見据える力も必要になりました。

そしていつからか、塗装業界には「ローラー工法が出来たら一人前」という風潮が蔓延しています。若い職人さんと話しても「外壁は出来るけど内装は出来ない」という方もいらっしゃいます。私はそれがかえって職人さんの活躍の幅やステイタス・高収入への道を狭めている気がしてなりません。
改修工事だけが塗装職人の仕事ではありません。新築・改築に関する工事も全て私たちのフィールドです。昨今の異常気象により、塗装職人の年間の稼働日数は200日前後になったと言われています。雨や雪、灼熱の環境下では外壁塗装の仕事は休止せざるを得ませんが、内装の仕事は悪天候の中でも稼動できるのです。

 

どのように差別化していくか?

業界では「製造・販売・塗装」の垣根が無くなり、メーカーが塗装職人を抱え我々の塗装工事の仕事にも進出してきました。昔ながらの塗装会社は淘汰の時代に入ったと言われています。これからどのように差別化していくか?が問われる時代となりました。

その答えは一つしかありません。
それは改修工事だけでなく、新築・改築工事も業務としてこなしていくこと。そしてその技術を身につけていくことです。
つきゆくは業界全体や、ステイタス・収入アップにも繋がると固く信じています。
そしてそれこそが、今後10年20年の塗装業界を見据えた私たちの目指すべき道だと考えます。

 

そして、グラデーションコートプロの開発

当社ではその差別化の一環として、新たに立体塗装工法「グラデーション・コートプロ」を開発しました。
複数の色を複雑に絡み合わせ、まるで見違えるような外壁に塗り替えることが可能になります。
昨年から代理店を募集しているのですが、あまり広告も出していないにも関わらず全国から多くの引き合いを頂いています。
何より嬉しかったのは私達のこの考えに賛同していただける方が多くいらっしゃること。

この技術は私たち職人だからこそ生み出せた塗装工法です。
そんな私達の理念に賛同していただける仲間を募集しています。
全ては塗装業界の発展、職人の皆様の職場環境・待遇改善のために。


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